接骨院とは

接骨院(整骨院)は、いずれも「柔道整復師」という国家資格の有資格者が施術を行なう所です。
柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷の施術の専門家であり、健康保険を使用しての開業権が与えられていますが、整形外科のリハビリやスポーツ施設、介護施設などでも活躍しています。
「柔道整復師」という国家資格は医師免許ではないため、柔道整復師は医師ではありません。したがって接骨院は、保健医療機関の病院のように全ての診療に健康保険を使えるわけではありません。
また、注射や手術・薬の投与・レントゲンなどを行うことはできません。

健康保険が使える施術、

使えない施術

健康保険が使える場合

接骨院で健康保険が使えるのは、以下の5つに限定されています。

  1. ねんざ
  2. 打撲
  3. 挫傷(肉離れ)
  4. 骨折
  5. 脱臼

※外傷性で、急性または亜急性の出血を伴わないものに限ります。

※骨折と脱臼に関しては、初回の処置は健康保険の使用が可能ですが、2回目以降は当院がご紹介する医師の同意が必要です。

健康保険が使えない場合

  • 日常生活で生じる肩こり、腰の痛み、体調不良、疲労など
  • スポーツのあとの筋肉痛
  • 病気(リウマチ、五十肩、関節炎、ヘルニア、神経痛など)による痛みや違和感など
  • 原因や負傷した日時がはっきりしない痛みや違和感など
  • すでに治ったけがが再び痛みだしたなど、けがの後遺症
  • 同じけがの部位について、医療機関の治療と整骨院・接骨院の施術を並行して受ける
  • 骨折・脱臼の応急手当のあと、医師の同意なく続ける施術
  • 症状の改善がみられないのに漫然と続ける施術

上記の場合、当院では・・・

実費と保険の中間くらいの料金設定で療養させて頂きます。

〔例〕

  1. 首だけの場合:¥1500前後(治療時間15分前後)
  2. 首・肩・腰の場合:¥2000前後(治療時間20~25分前後)

接骨院の治療は痛い?

接骨院へ行くと・・・
ベッドに寝かせつけられて、こわい先生に関節をボキボキやられ、すごく痛い治療をされる!
そんなイメージがあるようです。

でもそんなことはありません。

たしかに、骨折や脱臼などでは、骨や関節を整復する(元に戻すこと)ために初めは痛みがあります。また、骨折の固定などで関節がかたくなっているのを伸ばすための治療でも痛みはともないます。
でもこれらは、けがの回復に必ず必要なことなのでしかたがありませんし、他の医療機関でもこれは避けられません。

しかし、それ以外は強い痛みを感じることはありません。

接骨院の先生は怖い?

接骨院の先生は正確には柔道整復師といいます。
ですので、大きな体で大きな声、目つきも鋭く、外見はこわい人というイメージがあるかもしれません。でも、内面はすごく優しくて、患者さんが一日でも早く良くなるよう心から願って治療を行なっています。

3年間の柔道整復師養成学校、または、4年間の大学で医学と専門分野の勉強をしたあと、国家試験に合格して資格を取得しています。柔道は古来から接骨院と密接な関係があり、学校でも必須科目となっています。
柔道から学ぶ崇高な精神や礼節などは、患者さんに接して治療していく上で大きな利点となっています。

整体院との違いとは?

接骨院(整骨院)は、柔道整復師という国家資格を取得した人のみが、開業・施術ができます。また、症状によって健康保険が適用になります。
一方、整体院は、疲れた身体をほぐすマッサージ、癒しを主にした施術をおこないます。資格を持たなくても、開業・施術ができますが健康保険を使った施術はできません。